釣りやレジャーでプレジャーボートに乗る時に、携帯電話や救命胴衣・各種船舶免許証は絶対に携帯が必要です。
けど、携帯電話は岸から10キロ以上離れると使えない場合もあります。
その時に必要となるのが無線機です。
陸上との通信手段を確保するためには国際VHF等の無線設備が必要です。
この無線設備の操作をするのが、海上特殊無線技士になります。
第三級海上特殊無線技士とは?
電波利用技術の進展に伴い、各種の小規模な無線局が経済社会活動の中のさまざまな場面で利用されるようになったことから、それらの無線局に配置を要する無線従事者の資格の取得を容易にするため、その利用する無線局の種類、無線設備の周波数、空中線電力等により操作することができる範囲を限定した次のような特殊無線技士の資格が設けられています。
また、いずれの資格も、その技術的な操作は、外部の転換装置の電波の質に影響を及ぼさないものに限定されています。
出典 日本無線協会 https://www.nichimu.or.jp/denpa/shikaku/kaijyo/index.html
次のような操作を行うことができます。
船舶局の次の無線設備の国内通信のための操作
25,010kHz以上の電波を使用する空中線電力5W以下の無線電話
船舶局及び船舶のための無線航行局のレーダー 船舶局の5kW以下のレーダーの操作
注 外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものに限る。
なんだか難しいですよね。
第三級海上特殊無線技士 サンカイトクと略して言ったりもします。
第二級海上特殊無線技士ならニカイトクです。
海上での海難事故の際に、船舶と陸上間の通信手段を使うための国家資格で、日本沿岸・近海の海域において無線電話やファクシミリの使用や国内通信・船舶のレーダーを取り扱える国家資格となります。
学ぶ知識
無線法規・工学(20問・10問/1時間)です。
どんな問題が出題されるのか気になりますよね。
少しだけ紹介します。
法規の例題
① 船舶局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。
回答:正
② 27.524kHzの周波数の電波は、遭難通信、緊急通信又は安全通信を行う場合に使用することができる。
回答:正
③船舶局は、緊急通信が自局に対して行われているものでないときは、その通信に使用されている周波数の電波により、漁業通信を行う事ができる。
回答:誤
工学の例題
①周波数が高くなるほど、波長は短くなる。
回答:正
②SSB方式は、周波数変調の無線電話に用いられる。
回答:誤
③スケルチつまみは、送信する電波の雑音を消すために使用する。
回答:誤
このような問題が出題されます。
暗記がメインなので過去問を何度か繰り返せばテストは合格できます。
海上特殊無線技士の受験資格
海上特殊無線技士の国家試験は特に受験資格がなく、年齢や学歴・職歴を問わずどなたでも受験できます。
試験を受けた時には、10人でした。
管理人を含んだおじさんから、若者・綺麗なお姉さんもいました。
テストは?対策は?
試験は例年2月、6月、10月に開催されます。
寒くてボートに乗るのが億劫になる2月に受験しました。
テスト対策は、比較的簡単です。
正誤2択のマークシート式テストです。
管理人は、アマゾンでテキスト(1200円+税)を購入し数回読みました。
独学で合格しました。
2~3万円払うと講習(朝の9時から夕方5時まで拘束)もあるようですが・・
ハッキリ言って!
何万円も払う必要ありません!
独学で大丈夫です。!

テキストは全部で127ページで、アツミは2㎝ないですのであっという間に読めます。
過去問題は、日本無線協会に過去問がアップロードされているのでそれをダウンロードして独学で勉強しました。
問題数も、法規・工学で30問なので寝る前に少しだけ勉強するだけで合格できました。
第三級陸上特殊無線技士と比べると?
第三級陸上特殊無線技士では何ができる? 第三級陸上特殊無線技士資格では、警察無線・消防無線・鉄道無線・タクシー無線等の基地局、MCA無線の制御局、陸上移動局、携帯局、そして業務用ドローン等、幅広い業務で活躍することができます。
第三級海上特殊無線技士はできる業務が少ない気がします。。。
けど、船の上では緊急時に役立つこと間違いなしだと思います。
チャレンジしてみては?どうでしょうか。
オススメですよ!